目標管理制度を導入されている企業は多々あるかと思われますが、やはりこの制度を運用していくためには目標設定をどのようにするのかが重要な鍵となります。
目標設定の三大要素として
1.何に取り組むのか(項目・対象)
2.どれぐらいやるのか(達成基準)
3.どのようにやるのか(手段・方法)
中でも「どれぐらいやるのか(達成基準)」が重要で、ここを明確にしないと後で評価できないことに陥ります。
また、どういった目標がふさわしいのかというと、
1.実現性を見通しのできる達成可能な目標
2.妥当性のある目標
3.問題解決・課題改善に役立つ目標
4.スケジュールに裏づけされた目標
5.職務拡大・充実を促進する目標
6.長期的・短期的な目標のバランス
それでは具体的に目標の達成基準を設定するとなると、少し考えなければなりません。
営業職であれば、売上高(粗利) ○○○万円などの数値目標(定量目標)で簡単に目標設定ができるのですが、事務職や製造職のように数値では表せない目標(定性目標)をどのように表現するかです。
実は簡単なことで、目標到達時点の「変化した状態」を書き記せば良いのです。
先ほどの数値目標も「変化した状態」を記しており、「売上高 ○○○万円」というのは「6ヶ月間、毎月の売上高累計」の状態です。
定性目標を例をあげると、
・エクセルで管理表を作成し、入力できるようになっている ....状態
・○○機械の操作を一人(誰にも頼らず)で操作できるようになっている ....状態
・製品○○を1時間に○○個作れるようになっている ....状態
ただし、上司と部下がお互いのイメージが一致しているか、確かめておく必要はありそうですが....。